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「ずっと好きだった!」「だからうちと付き合って欲しい!」幼馴染の夏音からの突然の告白に、おれは心底戸惑った。昔からずっと当たり前のように隣にいた夏音。二人共大きくなり進学し、おれは陰キャに、夏音は陽キャに。そんな夏音と付き合うなんてイメージが湧かずに、おれは咄嗟にその告白を断った。サイテーな一言とともに。
あの日、無理をしなければ。あの日、恥ずかしさが勝たなければ。あの日、ありがとうと言えていたら。あの日、自分の気持に素直になれていたら…。誰かの記憶の中にもあるかもしれない「あの日、素直に好きと言えたなら」後悔と妄想が交錯する甘酸っぱい青春物語。
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